ワインで有名なボルドー。ここに植樹された柿の木には苗木の頃、変わった名札がついていました。1998年にパリ国立美術学校で開かれた「どないやねん」展で展示されていた「被爆柿の木二世」の予備の苗木を、自然をテーマに活動しているアーティストのシャンタル・ラッセル・ル・ローさんが持ち帰って名札もそのまま植えたためです。
10月にはアーティスト仲間やこども達と一緒に「KAKI TIME」という祝祭イベントを行いました。様々な歓迎パフォーマンス、演劇、ワークショップ、コンサート、Tシャツも作られ一日がかりのイベントは大盛況でした。「予備」の苗木はしっかりとボルドーの大地に根付くこととなりました。その後もシャンタルさんと娘であるナディアさんは積極的に柿の木プロジェクトにとりくみ、2本目の柿を植えることになるのです。