アイルランドはカトリックとプロテスタントの対立がとても深い地域です。しかし、植樹の式典には異なる2つ宗教の学校、3校が揃って参加しました。こんなことは初めてのことだそうです。植樹を実現するため尽力してくれたシャロン コルコーランさんもこのことにとても感激されていました。ティナヘリーコートハウスセンターでは教育プログラムがとても充実していて、式典のため劇を行ってくれたグループも各地で活躍するほど本格的なグループになっています。劇の内容はアーティストのマギー・ギャロガーさんが柿の木をテーマに書き下ろしたもの。被爆二世の柿の木の物語を、能の動きを組み入れた劇にして演じてくれました。劇の最後にはとても印象的な反原爆の歌が歌われました。植樹式にはティナヘリー近辺の3つの小学校のこども達50人と父兄50人くらいが参加。3つの小学校の代表のこども達6名により、「こども柿の木お世話委員会」が作られ、柿の木のお世話をしてくれています。学年が変わるたびに「こども柿の木お世話委員会」は代々受け継がれています。