今回のプロジェクトはカルピロータリークラブとカルピ市の共催により実現しました。カルピは第2次世界大戦中に捕虜収容所が設置された、国内では数少ない市のひとつで、郊外には収容所跡が今も残り再生計画が進んでいます。市の中心の植樹場所の近くにはナチスやファシズムによる犠牲者の記憶を伝える博物館があります。
カルピ市民の平和への意識が非常に高く、植樹式にはトネリ音楽学校の生徒200人、カルピ市民200人の約400人もの方々が参加しました。植樹式にさきがけてファンティ小学校4つのクラスのこども達とアーティティストによるワークショップが植樹式の約2週間前から行われました。ワークショップでは柿の木プロジェクトをテーマとした画集が制作され、式当日はパフォーマンスや日本の歌、踊りが披露されました。 柿の木のまわりにはカラフルな木片つみあげられ盛大な植樹式となりました。
またカルピロータリークラブは、イタリア・ゴリツィア州のモンテファルコーネロータリークラブに柿の木プロジェクトを紹介し、2009年3月27日には、イタリア・ゴリツィア州のダンテ・アリギエーリ小学校で植樹が実現しています。