展覧会 「生きろ/Be alive、1980年~現代まで、日本の現代美術」

会期:2001年4月7日~7月8日

2000年7月にクローラー・ミュラー美術館のヤープ ブレイマーさんが来日し、柿の木プロジェクトへ参加したいとの申し出がありました。その後 正式な植樹申込書が届き、クローラー・ミュラー美術館での「生きろ/Be alive、1980年~現代まで、日本の現代美術」 展に柿の木プロジェクトが招待されました。展覧会には李禹煥さん、小沢剛さん、森万里子、束芋さんらも参加していました。今回の柿の木プロジェクトの展示は美術館のアンジェリーナ・ブレーマーコックスさんが全面的にコーディネートを行いました。

事前にアンジェリーナさんが地元のエリカ小学校5、6年生の約40名を対象としたワークショップを実施しました。こども達は好きな形の葉を描き、ハサミでくりぬき、その切り抜かれた葉っぱを砂利道をイメージして作れられた展示場所に展示しました。アンジェリーナさんから平和、戦争、日本、オランダについてのレクチャーののち、画用紙に「生きろ」という文字をコラージュした作品や美術館が所蔵するゴッホの絵を模写した作品を制作、会場に展示しました。会場中心には「被爆柿の木二世」の苗木が展示され、ワークショップで制作された作品と、地元アーティストのアルバート バン・デル・バートさんが柿の木のために描いてくれた作品が展示されました。

2002年の3月に、美術館内にある彫刻庭園に植樹予定だったのですが、苗木が環境の変化に耐えきれず、弱っていたため、植樹式を延期。1年間苗木をしっかりと管理してから、2003年に正式な植樹式が行われました。残念ながら日本から植樹式参加を予定していた海老沼正幸先生はイラク戦争がはじまってしまったので、参加を断念しました。植樹式には、近隣の日本人の住民の方が招待され、柿の木は無事にクローラー・ミュラー美術館に植樹されました。

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