イタリア、ヴィチェンツァ県ヴィッラヴェルラ市在住の坂口まりさんと夫のデニス・ペザヴェントさんは2004年に実施されたベニールの公園(イタリア・ソンマカンパーニャ)での植樹式に参加したことをきっかけに、地元ヴィチェンツァでのプロジェクトを希望されました。ブレーシアの植樹中心者のマニセラさんにも相談し、ヴィッラヴェルラ市役所の文化事業担当者と連絡をとりあいプロジェクトが進みました。当初はヴィッラヴェルラ市内の1箇所に植樹をすることで話を始めたのですが、ヴィチェンツァ県全体の議会まで話が持ち上がり、最終的にヴィチェンツァ県内の10か所という、大型植樹が実現しました。
その中のサルチェード学校は、小学校と中学とを抱える私立学園。植樹式は4月21日の午前8時45分から授業の一環で行われました。植樹式当日、空は晴れ渡り、遠くに山々が見ることができます。植樹式には市長、学校の校長先生、小学生の約80人が参加。市長、海老沼先生の挨拶とともに、こども達は共同で描いた原爆の絵や柿の木の絵を掲げ、歌と詩を披露してくれました。自然豊かな場所での、とても美しい植樹式でした。