植樹式 ヴィッラヴェル児童公園(イタリア・ヴィチェンツァ)

イタリア、ヴィチェンツァ県ヴィッラヴェルラ市在住の坂口まりさんと夫のデニス・ペザヴェントさんは2004年に実施されたベニールの公園(イタリア・ソンマカンパーニャ)での植樹式に参加したことをきっかけに、地元ヴィチェンツァでのプロジェクトを希望されました。ブレーシアの植樹中心者のマニセラさんにも相談し、ヴィッラヴェルラ市役所の文化事業担当者と連絡をとりあいプロジェクトが進みました。当初はヴィッラヴェルラ市内の1箇所に植樹をすることで話を始めたのですが、ヴィチェンツァ県全体の議会まで話が持ち上がり、最終的にヴィチェンツァ県内の10か所という、大型植樹が実現しました。
4月21日のサルチェード小学校、ズグリアーノ小学校、22日のモンテッキオ・プレカルチーノ図書館、ドゥエヴィッレ中学校、23日のブレガンツェ市アーノルド・フジナート小学校、アーノルド・フジナート中学校、コッローディ小学校の植樹に引き続き、24日にヴィッラヴェル児童公園での植樹式が行われました。ヴィッラヴェル児童公園は、一連のプロジェクトの最後の植樹場所。まりさんとデニスさんの思いが集約された、ヴィチェンツア県の象徴的な植樹場所となりました。

ヴィッラヴェル児童公園には古い建物があり、そこを児童館として使用しています。児童館全体を使用した展示・ワークショップは圧倒的な迫力と、暖かな雰囲気を出していました。大勢の市民、大人も子供も来館し、一時は人で通行が困難になるほどの盛況ぶりでした。館内で行われた式典には地域の方、約200人が参加しました。市長、日本領事館の西山さん、海老沼先生の挨拶ののち、外へ移動。児童公園に柿の木が植樹されました。 植樹後も館内全体を使用した展示と、昨年も協力していただいた日伊文化協会「FUJIKAI」による様々なワークショップが開催されました。
地元フレスコ画家・坂田秀夫、由美子夫妻による垂れ幕の展示、前日まで植樹した学校のこども達が作った絵やオブジェが運び込まれ、再展示され、まるで柿の木美術館のようでした。広島、長崎原爆写真展。地元アーティストによる「平和」をテーマとしたインスタレーションなど大規模な展示も行われました。 日伊文化協会「ふじ会」のメンバーにより実施されたワークショップでは、浴衣の着付けワークショップ、書道ワークショップ、折り紙ワークショップ、茶道ワークショップなどが行われ、弓道・居合い抜きの実演なども行われ、日本文化を紹介し国際交流を推進するワークショップが多数開催されました。

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