牛久第三中学校の植樹は、隣の市である取手市立第二中学校の植樹でこのプロジェクトを知った牛久市市議会議員さんが、市の教育委員会に紹介してくださり、実現にいたりました。牛久市では、市内の中学校から生徒代表を平和使節団として広島へ派遣。戦争や原爆について、学習してきて、その報告会を「校内平和の集い」として発表させるという活動を毎年続けています。
2008年11月21日に開催された「校内平和の集い」に、柿の木プロジェクトの代表、宮島達男が招待され、広島へ行った生徒のとても素晴らしい学習報告を聞かせてもらいました。その報告会の中で、柿の木プロジェクトのDVD鑑賞、宮島からのプロジェクトの説明を聞き、事前に柿の木プロジェクトに対する理解を深めた上で、正式に植樹申込書をおくってくれました。
2009年3月12日の植樹式は、担当の福田先生を中心に生徒たちも一緒に準備を進めてくれました。当日は、長崎から海老沼先生も参加くださいました。前日に卒業式があり、3年生はいなかったのですが、1年生、2年生の生徒たちと一緒に、平和に関する○×クイズを行いました。かなり難しい問題も多かったのですが、全問正解者は数名いました。その後、海老沼先生の話、宮島の挨拶と続き、2本の「被爆二世の柿の木」が校庭に植樹されました。その苗木を囲んで行われた「ふるさと」の合唱は、生徒たちの歌声、ハーモニーが素晴らしく、参加した人々の心に強く響きました。最後にみんなで記念撮影を行いました。4月下旬には、福田先生より、2本のうちの1本の柿の木に芽がついたと嬉しい報告もいただきました。