2010年3月 にイタリアのブレーシア州の8か所の市町村で行われた一連の植樹のうちの一つ。
イセオ湖のほとりにあるピゾーニェ・スカウト基地にてブレーシア州最後の植樹を行いました。この場所はボーイスカウトの活動拠点で、春から秋にかけてヨーロッパ各地から年間2000人ほどのボーイスカウトのメンバーがキャンプをします。湖に面したこの場所で、こども達はカヤックやヨットなどを体験し、成長する場となっているようです。
会場には平和と戦争をテーマとした絵画が展示され、植樹前からの熱心な活動が伺えました。植樹はキャンプの入り口右手に位置し、すぐ目にとまるところで、柿の木の隣には地元の彫刻家が「平和」をテーマに制作した彫刻が設置されました。
この日は雨模様でしたが、国旗の掲揚から始まり、皆で合唱したり、こども達のリコーダー演奏を聴いたり、自然の偉大さを感じながら和やかに植樹式は過ぎていきました。また、近隣市長も参加し、ミラノ総領事も訪問。地域一丸となって平和意識を高めようとの思いが結実した式典でした。
今後もキャンプでは、被爆柿の木二世を通して平和と未来を考える場となってほしいです。