2006年9月11日に行われたプエルト・リコ現代美術館の植樹式に参加したアーティストがイギリスのボルトンに住む妹に、この柿の木の話を手紙に書き、この方がボルトン・インターフェイス・カウンシルにボルトンでの植樹を提案したことで、マイサム小学校での植樹が実現しました。
ボルトン・インターフェイス・カウンシルは、ボルトンで、平和や異なる宗教の人々の互いの理解や親交を進めている団体です。ボルトン・インターフェイス・カウンシルは、コミュニティの中心に位置し、長崎の原爆についてこども達に学ばせたことがあるマイサム小学校を植樹地として選定し、ともに植樹の準備をしてくれました。
植樹式当日は、午前中にボルトンタウンホールにて市長の挨拶、柿の木ふろしきの贈呈、こども達による歌や詩の朗読などのイベントが行われました。そして、午後から、みんなでマイサム小学校に移動し、小学校の中庭に柿の木が植樹されました。ボルトン市が重要と考えている「平和」や「相互理解」といった目標をみんなで考えていこうという強い意識が感じられるとても素晴らしい植樹式となりました。また植樹は地元新聞にも大きくとりあげられていました。