2000年2月5日、三条市立月岡小学校に2本の柿の木が植樹され、この植樹10周年祭が、2010年10月27日、月岡小学校の創立記念日に行われました。
三条市立月岡小学校 植樹式
植樹10周年祭には、植樹当時の月岡小学校、校長先生であり、アーティストの堀川紀夫(ほりかわみちお)先生、長崎から樹木医の海老沼正幸先生が参加して下さいました。はじめに体育館で全校生徒が集まり、吉田光夫校長先生から月岡小学校の歴史、10年前の柿の木の植樹について話がありました。さらに、柿の木プロジェクトのDVD、海老沼正幸先生の話の後、堀川紀夫先生によるワークショップ「折鶴作り」を行いました。折り紙には、堀川先生が撮った柿の木の模様か印刷してあり、鶴の羽にメッセージと名前が描けるようになっています。完成した折鶴を手に記念撮影を行いました。またこの日のために埼玉県東松山市立唐子小学校の3年生が制作したお面も体育館に展示されていました。その後6年生と交流活動を行いました。堀川先生から、植樹当時の話を聞いたり、大きなステンレスでつくったネクタイの作品を見せていただきました。宮島達男の数字の作品も披露されました。海老沼先生からは被爆柿の治療や、樹木医の仕事についての話がありました。
最後に大きく成長した2本の柿の木のまわりに、6年生がつくった灯篭をたくさん並べて、歌を歌い、火を灯してお祝いしてくれました。灯篭は夜まで、火が灯され、幻想的な風景に柿の木もとても喜んでいたと思います。
