長野県須坂市高甫地域6地区の植樹式
(野辺地区、村石町地区、上八町地区、下八町地区、望岳台地区、妙徳地区)
信濃毎日新聞で柿の木プロジェクトのことを知った荒井清治さんが、植樹を申し込み、2001年3月1日に須坂市立高甫小学校での植樹が実現しました。 2001年の植樹以来、高甫地域づくり推進委員会の方々は、高甫地域公民館を中心に、高甫小学校の2本の柿の木をずっと見守っていて下さり、柿の木に実がなるようになってからは、柿の皮むき大会を小学校で実施するなど、地域の方々が中心になって、被爆柿の木2世のことをこども達に伝えてきました。また高甫小学校の児童の代表3名が2011年8月に長崎の原爆平和式典に参加するなど、こども達への平和教育も地道に続けてきています。
2011年10月に開催された柿の皮むき大会に海老沼先生が参加された時、今回の6地区での植樹の話がありました。
植樹式前日の3月3日には、4地区で植樹を先がけて実施、3月4日の午前9時から、実施された野辺町地区、版画美術館前の植樹式では、紅白の幕に囲まれ、三木正夫須坂市長をはじめ、高甫地域公民館の一色修治館長、高甫地域づくり推進委員の中澤啓明さん、高甫小学校の堀込校長先生、六地区の区長さんたちが集いました。2011年8月に長崎へ行った児童3名を含む高甫小学校のこども達20名も参加していました。主催者の挨拶の後、柿の木が植樹され、その後、主賓の挨拶がありました。植樹後すぐに柿の苗木に藁をまきつけて寒さ対策をしてくれました。ここ高甫地域はフルーツの里、植物への愛情が感じられました。
また、その後移動し、午前10時からは、村石町地区の村石公民館で、植樹式が開催されました。村石町の区長 青木進さんの挨拶に続き、海老沼先生、宮島達男から挨拶がありました。柿の木の植樹の後、地元の有志によるオカリナ、ギターの演奏があり、高甫小学校の児童10名ほどを含む総勢50名で、「ふるさと」の合唱をしました。
高甫地域づくり推進委員の方たちがほんとうに大切に地域づくりをしている姿にとても心うたれるものがありました。