ウゴリーニ小学校 植樹式
(イタリア・ブレーシャ・ブレーシャ)

ブレーシャの中心にあるウゴリーニ小学校では、2012年から2013年にかけて、5年生の複数のクラスで、「平和」というテーマをとりあげています。その学習の中で、毎年の127日に「記憶の日(国際ホロコースト記念日)」があり、これは第二次世界大戦の時にユダヤ人に対して行われたホロコーストの犠牲者を追悼する日を考えます。また、同時に、第二次世界大戦の恐怖を語り継ぐときに、世界で初めて日本に原子爆弾がおとされたことと、数多くの犠牲者がでたという話をしています。そして、ブレーシャには平和について語る日がもうひとつあります。それは528日です。1974年、ブレーシャのある広場で虐殺がおきた日で、平和のための集会に参加していた人たちの8人の命が奪われました。

こられのことから、「柿の木」によって「平和のコンセプト」を植えたいという希望がみんなの中に大きくあります。

植樹が行われるウゴリーニ小学校には、町の人々がたくさんの人が集っていました。

植樹を申し込んでくれたロサ先生のあいさつの後、アルプス歩兵旅団の代表の方の指揮のもと、子どもたちのリコーダーで「君が代」、「イタリア国歌」の演奏の中、日本とイタリアの国旗が順番におごそかに掲揚されました。子どもたちは、日の丸を意識して、白と赤の洋服をきており、イタリア国歌を元気に歌ってくれました。

子どもたちの代表による詩の朗読、フランチェスコ氏、海老沼先生のあいさつに続き、柿の木ふろしきの贈呈が行われました。海老沼先生には、植樹地からペナントと本が贈られました。

その後、アルプス歩兵旅団の男性たちに先導され、植樹場所まで、移動。

学校の先生のあいさつの後、柿の木が植樹されました。

最後は、高学年の子どもたちが「We are the World」の歌を英語で歌ってくれて、植樹式をしめくくってくれました。

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