レッコにあるA.バドーニ高校では、毎年1年生の生徒たちに、学校でのガーデニングというプロジェクトに関わらせており、環境科の生徒たちは高齢者の方々と一緒に、野菜や薬草を育ててきました。高齢者の方たちは生徒たちを自発的に助けてくださいます。A.バドーニ高校の先生方が柿の木プロジェクトに参加したいと思った理由は、「生徒たちが自然に親しみを持ち、環境に関心をもつように学ばせる」、「平和と命あるものへの思いやりを学ばせるなど」、10の理由からです。
3月21日の植樹式は、生徒、生徒たちの父母、教師、校長先生、レッコ市の関係者が大勢集い、最初は講堂で行われました。1年A組のリッカルドくんと、キアーラさんによって開会のスピーチが読みあげ、植樹式は始まりました。プロジェクトの意義が先生によって説明され、先生方、来賓の方のスピーチと続きました。また、生徒たちによる俳句や詩も紹介や、ギター、フルートの演奏もありました。続いて、全員で屋外に移動し、「被爆柿の木2世」の植樹が行われました。生徒の代表によって土がかけられ、柿の木の横には立派な看板が立てられました。