アルベロベッロでB&Bを経営するドメニコ・スタニッシさんは、日頃から平和について関心を持っており、数年前に広島を訪問し、平和への思いをさらに強くされ、植樹を申し込んでくれました。
当初 B&Bというプライベートな場所での植樹はどうかという声も柿の木実行委員の中からありましたが、ドメニコ氏のB&Bには、世界中からお客様がこられ、また、彼はアルベロベッロ市や、地域の学校、地元の方を巻き込んで、その方たちと一緒に、日常において世界平和に貢献するためには、私たち一人一人が何をすべきかをよく話しあいながら、見事な植樹式を企画してくれました。
植樹予定地は、白い小石と、木で素敵にデザインされており、真中には大きな直径1メートルぐらいの花壇があります。4月11日の植樹の朝、先生に連れられて、子どもたちとその保護者たちが近くの小学校からやってきました。メニコ・スタニッシさんのスピーチで、長崎はどこなのか、柿の木のこと、柿の木プロジェクトのこと、他の植樹地の様子、原子爆弾ファットマンの写真などを子どもたちに見せながら、説明がありました。続いて、市長、校長先生のあいさつがあり、「被爆柿の木2世」が植樹されました。代表の子どもが土をかけ、順番にジョウロで水をかけていきます。海老沼先生のメツセージの代読の後、首からアルファベットの文字をかけた子どもたちからは詩の朗読、歌が披露されました。みんなで白い風船を空にとばし、用意してきた柿の実を形どって棒をつけたものを植樹した柿の木のまわりに立てて行きました。柿の木の横には看板も立てられました、