4月9日、イタリア・ミラノのガエターノ・ネグリ障碍者支援協会で植樹式が行われました。
こちらは、障害を持つ人々を支援する目的で1961年に設立されました。設立以来、社会と障碍者たちに、かれらもまた価値ある人間であり、他者と等しい権利を有するという認識を高めること、障碍者の生産能力にかかわらず、精神的価値と倫理的存在であることを基盤にした関係構築のための作品と実例制作を支援することを目的に活動を続けています。
柿の木プロジェクトのことは、昨年出版された「柿の木の物語」(イタリア語翻訳版)で知り大きく触発されたとのこと。先生方は、柿の木プロジェクトを通して、施設内の子どもたちと、施設外の子どもたちの出会いの機会になることを期待しました。
植樹申込は、ティッツィアーナ・ヴォルタさんを通して行われましたが、彼女が自身の結婚式の翌日に開催した会でこの団体の方と知りあい、柿の木プロジェクトの話しを聞き、柿の木の本のことを知ったことが今回の植樹につながったそうです。植樹式では、未成年の子どもたちを中心に、柿の木をモチーフにした陶器などの作品がたくさん制作されました。